お墓の選び方で一番大切なポイントは霊園選び

お墓を建てるならまずは霊園選びから

人が最期に行きつく場所であるのがお墓です。大切な場所になるものですから、その選び方にもしっかりとこだわりを持っておきたいものです。ですがほとんどの方にとってどのように選べば良いのかわからないものでもあります。多くの方にとってお墓を購入するのは人生に一回だけのことですから、どのように選べばよいかわからないというのも当然のことです。

墓石の種類としては最近は様々なデザインのものがあり、以前から作られている一般的な和型はもちろんのこと、洋型といった高さの低いタイプのものもあります。また、故人が好きだったものをかたどったようなオリジナリティ溢れるデザインのものを建てられる方も増えてきています。どのような形にするかで費用も変わってきますし、デザインについてはそれぞれのご家庭に合わせて、好きなものを作られて結構です。

このように墓石のデザインなども大切ですが、選び方で最も重要なポイントは霊園を選ぶことです。霊園がしっかりしていなければ、いくら立派な墓石を建てたところで後々管理が行き届いていなかったり、汚れてしまったりと、様々な弊害がでてくる危険性があります。ひどい場合には霊園が競売にかけられてしまうという可能性もないわけではありませんので、霊園選びは慎重に行いましょう。

そのためまずは霊園の選び方についてご紹介していきます。お墓の選び方よりも難解なのが霊園の選び方です。どこをどう見て選べば良いのかということについていくつかポイントを絞ってご紹介していきます。

霊園を選ぶためのポイントは?

霊園を選ぶときのポイントとして、まずはアクセスの良さがあります。ご遺族がお墓参りをしやすい場所でなければ、何年もお墓参りができていない、という状況になることも考えられます。できるだけ自宅から近い場所が理想的ですが、街中であれば難しいこともありますので、どのような場所にお墓を建てるかじっくり検討しましょう。公共交通機関が少ない場所であれば、車の移動でどのくらいの時間がかかるのかも知っておく必要があります。

二つ目のポイントとして、宗旨や宗派を見ることも忘れないでください。宗旨や宗派によってはお墓を建てることができない霊園もあります。現在の宗旨や宗派も大切ですが、お墓の承継者はどのような宗旨、宗派かというのも考えておかなければなりません。宗教不問などであれば宗旨や宗派を問わずに利用することができます。

そして最後の選び方のポイントとしては費用があります。現実的な問題として一番大切になってくる部分ですが、ここは墓石のデザインをどうするのかということも含めての問題になってきます。墓石の費用は作られるものによって決まりますが、その他に必要になる費用としては、まず永代使用料というものがあります。永代使用料は土地を使うために支払う費用のことで、使用する土地の面積によって価格がきまってきます。

もう一つ必要になってくる費用が管理費です。管理費はその名の通りお墓の維持管理をするための費用で、霊園の管理をするために必要な人件費、周辺環境を整えるためのメンテナンス費などにあてられます。かかる費用は低い方が良いと考えてしまいがちですが、管理費が十分になければ霊園の管理をすることができず、荒廃してしまう可能性もあります。

一番大切なことは霊園のお墓の管理体制について

霊園の選び方についてご紹介してきましたが、これらよりももっと大切なポイントがあります。その霊園がどのような管理をされているかというところが最重要ポイントとなります。一番安心できるのは、霊園から墓石の工事、納骨までを全て一社で引き受けているというところが管理している霊園です。ほとんどの場合、霊園の開発担当、墓石の工事担当など、担当が分割されています。

ですが一社がすべてを担当してくれるところでは、次の段階への引継ぎもスムーズですし、すべての業務に対して責任をもって当たってくれることは間違いありません。時間的にもゆとりをもって建てることができます。さらにそのような企業は様々な業務を一挙に担うことになりますので、お墓に対して幅広い知識を持っている企業であることが多いです。そのような企業が大切なお墓を建てる霊園を管理しているとなれば、建てた後も安心して任せることができるでしょう。

そしてその管理体制については霊園を決めてしまう前に、しっかりと確認をしておきたいものです。霊園の清掃やお墓の清掃について、購入した後はどのようなサービスやアフターフォローがあるのかという点も確認して、納得の行く霊園選びをしましょう。

ここまで墓石を選ぶ前の最初の段階として、霊園の選び方についてご紹介してきました。お墓は建て替えるということもなかなかありませんし、引越しをするといっても大変です。ですから、最初の段階でどこの場所に建てるか、どのようなデザインで建てるかということをきちんと明確にしておくことが大切です。

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