お墓を建立の値段はどのくらいかかるのか知っておくべき!

お墓を建立する際の値段、結構かかります

お墓はいつか自分も入る場所ですから、「安心して眠りにつくことができる場所がいい」「大切な人が亡くなったから、納得がいく場所に眠らせてあげたい」と考えるのも当然です。長きにわたり利用することになる場所なので、利用する墓石も強く耐久性があり、いつになってもしっかりと建立されているものが望ましいと考えます。しかし、お墓に利用する石というのは石によってかなり金額に開きがあり、非常に高額な石もありますし、施設によっても大きく費用が変わります。公営・民営の霊園、寺院、共同墓地など、こうした場所によって利用できる石の大きさや格式、宗派によって石の種類が決められていることがあるため、金額の違いが大きくなるのです。

建立する土地が広いという時にも、使用する石の量や大きさがかなり違ってくるので、基礎の大きさがどのくらいなのかという事でも費用に違いが出てきます。地域性もある地域では、下部に大きさがある納骨堂を設置するという事が古くから行われているため、一般的な石の量よりもかなりの量を利用することになり値段が高くなります。仏教では宗派によりますが、塔婆立などを付ける事もありますのでこれによっても値段が変わってきます。こうした金額は相場も付けることができないため、どの位の費用が必要なのかを見積もって計画的に建立することが求められます。

利用する石の種類によっても、金額が大きく変わりますのでまずは予算をどのくらい利用できるのかという事を考慮し、その上で建立を考えていく方がいいでしょう。これからお墓を建立される場合にかかる値段、費用についてを詳しく知りましょう。大切なご家族や自分がいつか埋葬される場所なので、快適な環境をつくりましょう。

霊園や寺院に指定石材店制度があると・・・

建立を考える時、石の値段や霊園の使用料だけを考えていると、予算が足らないという事になります。建立する際には公営霊園、民営霊園、さらに寺院や共同の施設などに永代使用料という土地の利用権利費用を払う必要があります。まずこの値段を把握しておくことが求められますし、管理してもらうための管理費用や石の費用、据え付け工事費用、その他の諸費用なども掛かりますので、考えているよりも費用が掛かるものです。できる限り安く建立したいという場合、公営の霊園が最も使用料なども安くなると考えられますが、誰もがこうした費用を安く抑えたいと考えていますので、募集があるとかなりの数の応募があり当然この場合抽選という事になります。つまり、入りたくても入れないことがあるという事です。

また、建立の前に施設を考えると思いますが、建立する寺院などによっては指定石材店制度などがある場合、その他の石材店が良くても指定の石材店以外利用できません。霊園によっても、指定石材店制度を利用していることが多いので、サービスのいい石材店ならいいのですが、指定という事にあぐらをかいている業者では本当に困ります。安くて良心的、質の高い石を提供してくれる石材店を利用したくても、また知り合いの方がいても指定されている場合は利用ができないので、望みどおりの石を利用したいという場合、まず霊園で指定石材店制度が利用されているかどうかを確認される方が良いでしょう。

この他にもさまざまな費用がかかり、その値段も決して安いものではないので、何にどのくらい必要なのか把握しておくことは本当に大切なことなのです。

お墓をどこに建立するかでかかる値段にも違いが出る

施設によって掛かる費用も違います。お寺の場合、入檀料という檀家になるための費用、さらに建立してからは法要の都度、数万円位のお布施が必要です。お寺を修復・改修するという時など、その費用を檀家で出す必要があるので、護寺会費なども必要です。新築や改修の際などには寄付金を募ることもあるので、永代供養料の他にそれらの費用も考える必要があります。

公営の霊園はこうした施設の中で最も費用がかかりにくいと言われていて、管理費に年間数千円程度かかるというくらいで、後はほとんどかかりません。つまり霊園使用料に管理費だけ支払えばいいので、初期費用も年間にかかる費用もかなり低いといえます。しかし公営は募集をかけると応募が殺到し、抽選となる事がほとんどなので当たれば運が良かったと考える方がいいでしょう。

民営の霊園の場合は、施設によってかかる金額がかなり違います。かなり安い所もありますし、施設の整備などが常に整っており、売店や法要を行う施設など様々に特化したサービスがある場合、利用料がかなり高くなるという事もあります。理想的な施設があればパンフレットを取り寄せたり、お話を聞きに行くなどしてかかる費用を試算すべきです。

共同墓地は自治会などの団体が管理している施設が多く、町内会で管理している場合は町内会の管理費に組み込んでいるという事もあり、格安で利用できると言われます。しかしこうした共同の施設もすでにいっぱいで新たに区画を募集するところは少なくなっていますし、同じ組合でも入る事ができなくなっている所もあるので、こうした施設を利用したい場合、組合の方に早くから相談するなどしておくことが求められます。

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