「おのじ通信」Vol.512018年8月6日(森編集員)

 

今年は例年にない異常な暑さが続いております。無理な外出は控えクーラーの効いた室内で過ごされている方が多いのでは、と思いますが、クーラーのあたり過ぎも特に女性は気になりますね。主にクーラーによって繰り返される温度差が原因で起こる自立神経の乱れを“冷房病”と呼ぶそうですがまだまだ続く猛夏。夏バテを残さず、秋を少しでも快適に迎えられるように解消法をお伝えしてみたいと思います。

クーラーの効いたところとそうでないところを何度も行ったり来たりすることで、体は急激な気温差を感じます。するとその温度差に体がついていかず、暑いのか寒いのか混乱してしまい、自律神経のバランスを崩してしまうのです。自律神経は血液の流れの他、胃腸の働き、ホルモン分泌調整などの機能もあるため、乱れると消化機能の低下やホルモンバランスの乱れによる頭痛などを引き起こします。

“暑さ対策真6ヵ条”

1.体を外から温める
今は店内や電車などもクーラーがしっかり効いていますので、さっと羽織れるカーディガン等は必須アイテムですね。

2.体を中から温める
暑いときは食欲がなくなりがちですね。しかし偏った食べ方などで栄養不足になると、代謝が悪くなり更に冷えるという悪循環に。夏はのどごしのいい冷たい食べ物を食べたくなりますが、なるべく温かい食べ物、飲み物をとって体の中から温めるようにしましょう。
*積極的に摂りたい!体を温めてくれる食材
ショウガ、ネギ、ニンニク、玉ネギ、唐辛子、かぼちゃ、鶏肉、アジ、さば、チーズ、香辛料の効いたものなど

3.エアコンの設定温度は「外気との差-5℃」を目安に

4.お風呂は38~40℃の湯船にゆっくりつかる
夏はシャワーで済ませがちですが、ゆっくり体を温めることで血行が良くなり汗を出すことができ、自律神経の回復につながります。そのほか新陳代謝が促進され、疲労物質が排出されやすくなるので、肩こりや腰痛、倦怠感などが緩和されます。ツボ押しも効果的です。入浴中やお風呂上がりに、ぜひお試しください。
*三陰交(さんいんこう)
くるぶしから指4本分上にあり、押すと骨盤内の臓器の血流が増え、下腹部の冷えに効きます

5.定期的な運動
適度な運動は、自律神経を整え、運動して汗をかくようにすると体温調節機能もアップし、クーラーによる急な温度差にも対応できるようになります。

6.規則正しい生活
睡眠や食事など生活習慣を見直し、規則正しい生活を送ることで体調は回復します。良質な睡眠を十分にとりましょう。

猛暑の現代日本ではクーラーが欠かせない存在ですが、温度設定を見直し、また入浴や運動などの対策や工夫を取り入れて、冷房と上手に付き合っていきたいですね。この猛暑のなかお参りにいらっしゃる皆様、お疲れさまでございます。日傘で日影をつくってお掃除していただく、お参り後は休憩所で一息入れてからお帰りいただく、など暑さ対策をなさってくださいね。

暑さはまだしばらく続きそうですので皆様どうぞご自愛の上お過ごしください。

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