「おのじ通信」Vol.492018年2月15日(小池編集員)

例年にない寒い毎日が続き、インフルエンザの流行や、寒波に大雪、そうかと思えば既に花粉症が始まっている方もチラホラといらっしゃる様です。

先日あるお客様に、「お墓参りは午前中が良いと聞いたのですが、午後は良くないですか?」とご相談を受けました。

地域などの考え方によっては昔から「お墓参りは午前中」と言われているようですが、基本的には決まりはなく、もともとは大切なお墓参りは「後回しにしない」、「一日の中でお墓参りを優先する」という考えから来たもので、大切なご先祖様の墓参りを後回しにする気持ちを戒めたものだそうです。また、“逢魔が時”と言い、“魔”が出やすく、霊がつきやすいなどの迷信もあったそうです。

実際は安全面から見ると、お墓は暗いところや足下の悪いところにあることが多いため(地域によりますが)、明るい日中のなるべく早い時間に訪れた方が、転倒などの危険も少なく良いとされました。

また、お墓参りの際はお線香やお花のお供えだけでなく、墓地の清掃も行いますが、墓石の汚れを拭き取ったり、周辺の雑草を抜いたりするのに意外と時間がかかることもあり、明るい午前中早めに行くことで、ゆっくり丁寧に作業や墓参ができる午前がよいと言われたそうです。

しかし現代人は忙しく、お墓がお住まいの近くではない方もいらっしゃいます。午前中に拘るあまりに行きそびれてお墓から足が遠のいてしまい、お参りに出掛ける機会が減ってしまっては意味がありません。

お参りは思い立ったとき、無理せず、天候や体調に合わせて行かれるのが良いですね。

立春も過ぎ、暦の上ではもう春が来ています。町田小野路霊園でも白・紅と梅の花が咲き、春らしくなってきました。

気候の良くなるこれからの季節。是非お天気の良い日にお参りください。

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