令和6年度秋季合同法要が執り行われました
令和6年9月29日に、第43回秋季合同法要が執り行われました。倫勝寺 馬場ご住職をご導師としてお迎えし、77名のご家族と共にお経を上げて頂きました。
~馬場ご住職の法話より~
『命』と聞いたとき、私たちは自分自身の命、ひとりひとりそれぞれの命、と考えてしまいがちです。しかし命は、実はそんな自分だけの命ということではありません。
私たちが生きていくために食べるお肉や野菜、お米、お魚・・・そういった食べ物はすべて植物動物の命です。私たちはよそさまの命をいただいているのです。また、人間も含めてそういった動物植物はお水や空気がないと生きていけません。ではお水や空気はだれがつくってくれているのかといえば、地球上のいろんな生物や無機物など地球上のさまざまなものが地球誕生までさかのぼる複雑な命のサイクルの中で生みだしてくれているものです。ですので、その生命活動を行っている地球が命そのもの、ということができます。
また、地球もたったひとつだけ宇宙に浮かんでいるわけではありません。お月様や太陽、天の川の星々など、宇宙のたくさんの星のバランスの中で生かしてもらっていると考えたら、宇宙全体がひとつの命としてつながっていることになります。
つまり、この世界に存在するものは、私も皆さんも、このボールペンも、空に浮かんでいる雲も、降ってくる雨も、路地裏に咲いている花も何もかもが、実は一つの命としてつながっているのです。
ですから、皆さんが供養されているお子様たちもすべて、私たちとおなじ一つの命につながっているのです。縁があって私たちのところに来てくれただけではない、深い深い命の源でつながっているからこその出会いだったのです。その命の出会い、同根の命に感謝してこれからもお子様方と一緒に日々を過ごしてまいりましょう。
<スタッフより>
毎回、天候にヒヤヒヤさせられる合同法要ですが、今回は式中、雨が降らず77名の皆様にご参列いただき、無事終了することができました。
次回の春季合同法要は、2025年3月下旬を開催予定としております。