大切なお墓にするための墓石の選び方

大切なお墓にするための墓石の選び方

大事なお墓を作るということ

お墓を作るということは、とても大きな意味を持ちます。人生のうちに何度も行うものではなく、それこそ1回か2回といったところでしょう。それだけに、良いお墓にしたいと墓石を選ぶことも必要になってきます。ですが、その選び方については分からないという方も多いのではないでしょうか。

例えば、高額な墓石であれば質のいいものであると感じられるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。なぜならば、大抵の場合では墓石は単独で置かれるものではなく、自分たちの墓石をとても良いと感じられるものにしたとしても、周囲の墓石と比べた際に違和感を与えてしまうことがあるからです。自分のところだけ目立つような墓石も、結果としてお墓を継いでもらう人に負担を強いることになるのですから、選び方としては間違っているということになるでしょう。

価値をどこに求めるのかということでも違いますが、実際に置いてみた際にも満足できるのかどうかということが重要になってくるでしょう。では、何に満足するのかということが重要なポイントです。お墓を新しくしたいということもあるでしょう。自分の家の墓を建てたいということで選ぶこともあるはずです。自分の墓を自ら選ぶことができるのであれば、少なくとも自分のものに関しては間違いなく満足することができるでしょう。早めに建てることによって、後々の負担を減らすということも重要になってきます。お墓に対するそれぞれの思いを満足させることができ、それでいて他のお墓のなかでも異質なものとならなければ、それはいい墓石を選んだということになるでしょう。

墓石の品質だけではありません。お墓参りがしたくなるような気持ちを抱けるようなものにすることも大事ですし、工事内容にも満足できることが重要です。基本的にお墓は自分だけのものではなく、代々受け継がれていくものにもなってきますので、子孫にとっても愛着を持ってもらえるようにすることが肝要です。

墓石の選び方としての石の質

墓石で大事な要素になるのは、石の質であることは間違いありません。ですが、石の品質は見た目で判断するのは難しいでしょう。主観的に考えれば、希少価値や石目といったことが挙げられますが、これで品質を判断するのは非常に難しいことです。プロでなければできないといっても良いでしょう。

では、何がポイントになるのかといえば、墓に用いるという当たり前とも言うべき点です。つまり、長い年月風雨にさらされることになるということです。この条件の中で、耐えることができるかどうかが重要なポイントになってきます。つまり、経年劣化に強い石であるということが良い墓石選びには必要です。

風化に強い石にはいくつかのポイントがあります。強度と吸収率がこれにあたりますが、強度が高ければ、重くても割れてしまうことがありません。通常600N/cm2以上あれば良質とされていますので、これ以上の石材を見つけるといいでしょう。

もうひとつの吸収率は、水をどれぐらい吸収するのかという数値です。これが重要だということに意外性を覚える方もいるかもしれません。石の中に気泡があれば、水を吸収します。ところが、気泡が少なく密度が高くなれば、吸収はしないということになります。密度が高いということは、それだけ壊れにくい丈夫な石であるということになりますので、優れた墓石になると考えることができるでしょう。実際には、光沢度なども重要ですが、墓石としての性能というよりも見た目の問題となりますので、風化に強いということとは別です。こうした数値を見るだけでも、品質を判断することができるようになります。見た目ではわからないことも、こうした品質は明確に物語ってくれますので、このようなポイントを押さえることで、主観的な自分の目だけではなく、科学的にみても長持ちする墓石にすることができるでしょう。

お墓は継承するもの

墓石を選ぶ条件として、周囲と比べて目立ち過ぎるようにしないようにするということも重要です。できるだけ大きな墓にしたいと思うかもしれませんが、ゆくゆくは先祖代々の墓となっていくものです。あまりに巨大なものにしてしまえば、それを継ぐ方に影響を与えることになります。周りを見てみて、他は何段もかさ上げしていないのにもかかわらず、自分の墓だけがどんどんと高くなっていたら、それは違和感を招くでしょう。自分は作る側ですから気にならないかもしれませんが、継承する側からすれば、こんな大きな墓を維持することは大変だということにもなりかねないということを忘れるべきではないでしょう。将来ということを考えて、あまり子孫にとって負担になるようなものは建てないことが重要です。

本来、墓というものは見栄を張るものではありません。この辺りも考えた選び方をすることによって、きっと誰にとってもお墓参りをしたい気持ちになるお墓にすることができるでしょう。だんだんと心が離れてしまうようなことになれば、それを選んだ人の責任です。非常に重い責任を抱えて選ぶことになるのですから、よく考えて作らなければいけないものなのです。

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