永代供養の基礎知識!知っておきたい選び方ポイントは?

永代供養の基礎知識!知っておきたい選び方ポイントは?

お墓だけじゃない!永代供養とその対象

永代供養は、お墓や仏壇を持っていない人や、あっても継承者がいない人のために、供養を代行するサービスの総称です。最近は高齢化や少子化の影響で、お墓や供養に対する考え方が少しずつ変化してきています。お墓や位牌、仏壇を受け継ぎ、その後の供養や法要を行ってくれる継承者がいない人が増えてきているため、親族に代わって継続して供養をして欲しいという希望は年々増加しています。遺骨の有無に関係なく生前に申し込むこともでき、中には「子供にお墓や仏壇の世話をさせたくない」という理由で希望する人もいます。

永代供養はお墓と位牌、仏像と戒名などが対象となり、管理と祭祀が約束されていますが、その中でも、特にお墓、つまり遺骨を納めて管理、供養を行うシステムです。お墓という字が使われているため誤解する人も多いのですが、永代供養はあくまでもシステムの名称で、お墓としての外観や納骨方法は業者によってスタイルが異なります。

永代供養のサービスを行っているのは寺院や霊園だけでなく、民間企業もあります。どの施設を利用するにせよ、いったん永代供養を申し込むと頻繁に移動できるものではありません。サービスに不満があっても何もできず、遺族を悩ませることは故人も本意ではないでしょう。大切なのは、ここなら安心してお世話になることができるという確信をもって、利用契約を結ぶことです。

永代供養墓は4種類!それぞれのメリット、デメリット

永代供養について考える時に、大きなキーポイントとなるのがお墓です。法律により、遺骨は許可を取得している墓地以外に埋葬することができません。お墓を建てても継承してもらうことができない人に最適なお墓が永代供養墓です。永代供養墓は形態によって4種に分類されます。選び方のポイントにもなるので、それぞれ細かく解説していきます。

1、 合祀墓(ごうしぼ)

1つのお墓や墓標のもとに他人の遺骨と一緒に納骨されるタイプのお墓です。寮で共同生活をしているイメージで、自分で個別にお墓を建てる必要がありません。そのため、他のどの方法よりも経済的負担が軽いというメリットがあります。最近では遺骨を宅配便で送る「送骨(そうこつ)」というシステムができました。デメリットとしては他人の遺骨と一緒に納骨されているため、後で取り出したり、分骨したりすることができません。個別のお墓にお参りできる訳ではないため、感情的に受け付けないという人もいます。

2、 納骨堂

遺骨を預かってもらう安置施設です。この場合、遺骨は埋葬ではなく「収蔵(しゅうぞう)」されることとなります。都市部に多く、遺骨の納め方によってロッカー式、神棚式、仏壇式、お墓式、に大別されます。遺骨を個別に収蔵してもらえて経済的負担が軽く、お墓の掃除などの手間も掛からないというメリットがありますが、元々は一時預かりの施設から発展してきたものなので、基本的に保管区域が一杯になり格納が困難になった場合は、墓地に埋葬するか寺院等が別途用意した専用の区域に保管されるというデメリットもあります。また、施設にお参りすることになるため、お墓参りの風情がないと感じる人もいるようです。

3、 共同墓

個々の墓ではなく、石碑や供養塔などの広い地下納骨スペースなどに、共同で骨壺をお納めするタイプのお墓です。NPO法人や老人ホームなどの高齢者施設がお墓を保有し、死後は残った仲間が協力してお墓を守っていく場合もあります。配偶者や子供がいない単身高齢者にとっては、亡くなった後の心配がないのがメリットです。

4、 個別墓

通常と同じ個別タイプのお墓で永代供養してもらえるタイプです。見た目は他家のお墓と変わりませんが、管理と祭祀を永続的に行ってもらうことができます。掃除などの管理を行う手間なく、一般のお墓と同じようにお参りできるというメリットがありますが、費用が高くつくというデメリットがあります。

永代供養を選ぶ時のポイント

永代供養をしてくれる施設の選び方は料金と立地、供養の方法や宗派、納骨の方法と施設の信頼度を基準にします。納骨の形態によって料金は幅広くなっていますが、高ければ良い施設とは限りません。立地に関しては自宅の近くや眺めが良い所、バリアフリー対応など、事前に希望を書き出して絞り込んでおきましょう。

供養方法や宗派、納骨方法は施設ごとにシステムが変わります。なるべく複数の施設を見学し、比較して選びます。寺院の宗派によって供養の方法が決まるので、年に何回、どのような内容で行うのかを確認しておくことが大切です。特に自身の宗派が決まっていない場合はどこがいいのか迷うかもしれませんが、そんな時は納骨の方法に注目して選びましょう。自分や家族が抵抗なく受け入れられる方法が最も納得できるものです。

また、信用できる施設を選ぶためには、その施設の方針やスタッフの対応に注目するといいでしょう。誠実な対応をしてくれる施設は売りっぱなしにせず、責任もって永代供養できるシステムを構築しています。霊園の開発と管理、墓石の建立を一括で行っていたり、基本は宗派不問でも希望すれば自分の宗派で法要してもらえたり、信頼できる取り組みを行っているかどうかという選び方も大切なポイントです。

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